沖縄高校生制服事情とハイカラおじさん。-2

 

うちなー的沖縄

沖縄高校生制服事情とハイカラおじさん。-2

あらためるべきことだと指摘される。大人たちの問題から大人達から目をそらすためなのか、制服姿で街を歩く生徒が問題として再び浮上してくる。「けしからん、それも制服で」ということになる。でも、これっておかしいよね。堂々と学校を表示する制服を着用しているのだから当てはまらない。

男子の制服についても、ちょっと触れておかしいと単なる女子高校生好きとの汚名を被るかもしれないもで、ここでキャメラ風にパーン。

沖縄を訪れる修学旅行生は多い。そして国際通は、せかいじゅりを闊歩する。事件はその国際通りのほぼ真ん中に位置する喫茶店「インシャーラ」あたりだった。ボクのすぐ前を沖縄おばさん2人、その前を修学旅行生が数人歩いていた。彼らは制服姿なのだが、ズボンが例の腰で履くというよりも太股あたりで履くような格好である。おばさんたちは、とても心配してとうとう「危ないよー」と注意していた。アクシデントでずり落ちたと思ったみたい。高校生たちは、沖縄中に響きわたるように

大笑いした。負けずにおばさん2人は、世界中に響きわたるように

大笑していた。沖縄では珍しいファションであったのである。

男の子の同長ズボンはまったく流行らなかったが、しかし、女の子のルーズソックスは沖縄中で瞬く間に広まった。ボクはいつも娘に上目遣いで、つまり三白眼的になって言っていた。「どうしてみんなと同じルーズソックスなの。沖縄には、以前からカラーソックスという素晴らしい個性があるではないか」と。これはじじつである。修学旅行生が沖縄での同じ女子高生の印象として、地元女子高生のカラーソックスであったという。ルーズソックスが流行る以前の話である。それだけ個性的だったわけだ。