沖縄高校生制服事情とハイカラおじさん

 

 

うちなー的沖縄

沖縄高校生制服事情とハイカラおじさん

先日、仕事からの帰り、バスに乗ると同時にいきなりスコールに見舞われた。降りた停留所の近くで雨宿りをしていた。そこは県立高校の近くなのだが、彼女および彼は何事かもなかったかのように、傘をささずに平然と雨の中を歩いている。雨なのだから、少しは慌てるとかキャッキャッするとかのリアクションがありそうなものだが違った。校則でもって、けっして雨が降っていても道路で走ってはいけない、とは謳われてはいないだろう。それにしても久しぶりに見る妙に懐かしい光景だった。

子供が傘なしで歩く姿は日本ではなく、これって東南アジア文化だと思いこんでいた。しかし、この確信は、韓国でいとも簡単に覆されてしまった。ソウルの女子高校生や女子中学生もやはり傘をささずに濡れて明洞の繁華街を歩いていた。

くそ暑いという共通項がある東南アジア、そして沖縄あたりが雨を恐れぬ女子高校生の北限だと思いこんでいたがどうも違う。

無理矢理ではあるが、2つの結論を導き出した。1つは、沖縄って、きっと制服を大事にしない民族性、あるいは民俗性があるのでは。結論を急ぎすぎるが、あと私服が好きで、その分だけ制服を大切にしないのでは。

東京あたりの女子高生もし私服は好きなのだろうか、やけに制服姿が目立ってはいる。これについては、池澤夏樹さんが、那覇市の『市勢要覧・1998年版』のインタビュー記事で、「東京のひとは若くて自信がないから横並びで、自分を隠して同じパターンのファッションになる」と一刀両断に分析して見せていた。そうなのだ、度肝を抜くような超個性に見えて実は逆の形がそこにはある。

それでも沖縄の高校生は全国的に見ても、かなり制服王国だと思われる。高校ではおそらく1.2校くらいが私服OKなのでは。その反動もあるのか、沖縄の子たちは学校以外では意外とファショナブルの装いを凝らしているのかも。そしてそれが沖縄独自の若い世代のファション感覚を創りだしているとも言える。

一番身近なところに観察対象としての女子高校生がいた。つまりボクの娘である。これが実に正しい女子高校生で、ピッチ(PHS)にミニにルーズソックスと、常に三拍子揃っていた。さすがに「あみだ」ばばールックではなかったが、それでも親としては眉を曇らせていたものだ。さすがに三年間も履いているせいか、かなりくたびれた制服になっていた。ブラウスにはシミが目立ったりしていた。それでも気にしない。この感覚が不思議であった。

福岡で発刊されている「FS(25号)」の中で、長崎の小川内清孝さんが、「なぜ長崎にルーズソックスは流行らなかったのか」という面白い文を寄せてあった。長崎の高校は校則が厳しく、普通のソックスだけが許されているらしい。さて、わが、沖縄はどうだったか、気になるところだ。おそらくは各学校の校則で云々はなれていると思うが、単に守られていないということなのだろう。

沖縄でしばしば社会的問題になることがある。それは、中学生や高校生の深夜俳諧ということだ。それも制服姿でというのが問題視されたりする。そして、根本的原因は、範を示すべき大人達の行動が槍玉にあげられたりもする。「はいさいおじさん」「徘徊おじさん」こそが